エルキュール・ポアロ・シリーズ感想
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題名：「ＡＢＣ殺人事件」（2004/10/29読了）
原題：THE A B C MURDERS
作者：アガサ・クリスチィ
訳者：堀田善衛
発行：1971/11/26 34版 創元推理文庫118
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以前読んだことがある作品の再読です。
そのときの記憶はほとんど残っていませんでしたが、犯人の雰囲気像がモヤモヤと残っていたようで、最後まで読まずにわかってしまいました。
それなりに楽しむことができたとはいうものの、クリスティーの佳作というにとどまると思います。
「アクロイド」のほうが印象が強烈でした。
再読の動機がＮＨＫのアニメ化の最終回の前に読んでおきたいというのも、何とも言えなかったのですが．．．
(2005/09/04)
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題名：「オリエント急行殺人事件」（2005/10/03読了）
原題：THE MURDER IN THE CALAIS COACH
作者：アガサ・クリスチィ
訳者：蕗沢忠枝
発行：1975/6/20 7刷 新潮文庫 赤135E
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＊＊＊ ネタバレアリ ＊＊＊
読んだことはありませんでしたが、乗客全員が犯人だというトリックは知っていました。
それでも面白く読むことができたということはこの作品自体のレベルが高いということだと思います。
最後は予想していたとおり、円満解決の筋書きとなりましたが、印象深い作品でした。
しかし、ハッバード婦人がリンダ・アーデンだったとは。
やはりクリスティーはクリスティー。
(2005/10/08)
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題名：「ナイルに死す」（2007/03/20読了）
原題：Death on the Nile
作者：アガサ・クリスチィ
訳者：西川清子
発行：1972/03/10 9刷 新潮文庫135-D
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＊＊＊ ネタバレアリ ＊＊＊
いかにもクリスティーらしい作品です。
最初に疑わしかったにもかかわらず無罪と思われた人間が犯人というのは「スタイルズの怪事件」以来、何作品か同じようなパターンがあったように記憶しているからです。
この作品も読んでいる途中でシチュエーションからそうではないかと読めてしまいました。
しかしながらオーソドックスな本格ミステリを堪能できたことは間違いありませんでした。
(2007/03/20)
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題名：「満潮に乗って」（2007/04/23読了）
原題：Taken at the Flood
作者：アガサ・クリスティ
訳者：恩地三保子
発行：1976/07/31 発行 ハヤカワ・ミステリ文庫 HM1-9
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＊＊＊ ネタバレアリ ＊＊＊
いかにもクリスティーらしい作品です。
最初に疑わしかったにもかかわらず無罪と思われた人間が犯人というようなパターンがまた見られます。
ただ、この作品の場合は読んでいる途中では、そのことがわかりませんでした。
今までのよりは、ちょっとひねってあったためかもしれません。
また、思い描いていたのとは異なるハッピー・エンドでもありました。
そぅいった意味では、いい意味で裏切られて楽しめた作品でした。
(2007/04/23)